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2019/5/1 スケッチ 「あなたに手紙を送れずにいる」

 

 

 

私もこの１年くらい、折に触れてあなたのことや、あなたと話したことについて

思いを巡らせていた、

 

 

わたしは怒りから動くことは否定されなくて良いことだと思っていたし、

わたしの原動力はしばしば不均衡や主流な思想が行使する権力に対する怒りだった、

その怒りこそがまずはじめにあるものなのだ、そこからすべてははじまるのだという主張

（良い説明漫画があったがタイトル思い出せず…）も妥当に思っていた

 

 

「怒りから始めなくても良いと思う」

「まずは自分が幸せを感じなくては」

あなたの主張も論理の上で妥当だと感じた、わたしだってずっとそうしようとしてきた、

極端なこと言えば自分が幸せで他人の不幸を感じないでいられるようになれば『何も問題はなくなる』のだ、

追い求めてはいたけど安定的に幸せでいることはできなくて、

その場その場の状況で刻々と変わっていくもので、「自分で自分を常に幸せにする」ことはわたしにはできなかった、

 

 

別に人を攻撃したい訳じゃなかった、

わたしはわたしなりに生きているということを自分からも他者からも肯定されたいというただそれだけだった、

 

 

でもそう生きていることに対してどう思うかの本音を伝え／伝えられるとき

「べつの意見」を持ってる人同士がそのことについて話し続けても平行線を辿るだけで、

傷つき合わないためには結局その話題に触れないようにするしかなくて、

でも触れなくてもずっとそこにあってしばしばそれは顔を出す、

 

 

 

わたしは最初の頃ずっとあなたの考え方に抗っていた、

でも奇妙なことにこの１年でわたしは「正しさ」「不均衡への怒り」からエンパワーされなくなってしまった、

というか興味を失くしてしまった

 

 

政治的正しさ、世の中に不均衡があってそれを変えていけると信じることや希望について話すこと、

単に見飽きてしまったんだろうか（もう５００回くらいその話聞いたけど相変わらず世界はそのままだ、というような、）

それは単に発見だったからわくわくしただけで、もう私にとって目新しいツールではなくなってしまっただけなのか、

 

 

勇気を出して伝えてみたけれど、繰り返し繰り返し「そんなものは伝わらない」「もっと”マジョリティ”にわかるように懇切丁寧に怒りを排して伝える努力をしないと」「そんなもの誰も興味を持たない」「一部の人には伝わってもみんなには伝わらないから世界は変わらない」って言われるたびにひとつひとつ自分の中の信じる希望みたいなのが砕けていったのかな、

（そんなことで心折れてるようじゃ新しいことするなんて向いてないね、）

 

 

『政治的な運動（原発反対とか）に参加して、でも興味ない人たちには伝わらないってことを思い知って』

というコムアイの話に「それなー」と思ったのもその頃（１年前くらい）だった、そういう時期だったのかな、

 

 

 

（書けば書くほどあなたのメッセージを消化したからあなたの考えに近くなってきたという

わけではなさそうだという結論に近づく笑

タイミングだったということでも別に悪くはないかもしれないが、、）

 

 

ていうか正しさ自体に興味がなくなりつつある

左派っぽい意見を聞くたびに昔はわくわくしたものだけど

今はなにも感じない、別に関わろうという気持ちも起きない、

 

 

「どうでもいい」を内面化してしまったのかな

どうでもいいというより、「関わり合いになりたくない」って気持ちだよね、それは、

と思っていたその気分を、、、

 

 

政治的指向と関係なく人を好きになるから、

好きになった人が私にとっては絶対になってしまうから、

未だに影響を受けているよね、

もう数ヶ月連絡取らないようにしてるけど、そう簡単には（影響が）消えないね、、

 

 

もうなんかまったく別の話になってしまった気がする、、、

 

 

 

 

彼女からの電話もメールも反応を返さないの、拒否になってしまっているよなあ、

でも去年の長文メール合戦（なお互いに時間の制約がないので精神の体力が尽きるまで無限に近く行われる）

を思い返すと、なんかまた同じようなことになって

お互い消耗してしまうんじゃないかという危惧があるんだよなあ、、、

でももう一年も話してないのだし人生中間レポート（人生というフィールドワークの中途調査報告）

を送ってもらうのが良い気もするけど、、、みんないつまで生きてるかわかんないし（私も彼女も）。

話したい話があるのだよねえ、わかる。。。。

受動的じゃなく、いやいやじゃなく、相手の話を積極的に共感的に聴いて、相手の存在を喜び、

かつそれが自分の信条とは対立するものであったとき自分の信条を曲げる必要もまたないのだということを

上辺だけでなくどっしり構えて感じていられる、

という状態になれれば聞けるんだと思うけどそんな理想の状態いつやってくるの！！！笑