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「人に興味ないからさ」
彼女のその言葉を聴いて、ああ、そうだった、だからなんだと納得する。
6年間も一緒にいて、お互いのことたくさん知っているような、なんにも知らないような、
少しも仲良くない感じすらするのは、
お互い興味がないっていうか、そもそも二人とも超自閉っ子だったからなんだね。
ある部分では自分大好き、自分の興味のあることしか本当に本当に興味がない。
それは悪いことじゃなくて、性質としてそうだってこと。
今日も一緒にいてほとんど一度も質問してこない。
私も昔は何を話せばいいかわかんなくて、だから二人でいると沈黙していたんだね。
私はここのとこ人に会うたびインタビューって感じに質問しまくっていたけど
今日はまあいっか、私も興味が湧かない気分だし、と放棄してみる笑。
別に良いんだ。自然な感情のままに接すれば。聞きたければ聞けば良い。
彼女とのコミュニケーションの大部分を占めていたのが
ノートへの記述による長大なモノローグの交換だったことも
すごくそれを根拠づけるなーと思う
高校卒業までに一体何百ページ書いたのやら
普通の「友人関係」や「仲良し」さとはちょっと違うかもしれなくて、
私はずっと、思いやってくれるとか私の関心事に興味を持ってくれるとか
感情に共感してくれる「普通の」友達が中学高校の間欲しかったのかもしれないけど、
私たちがこうであることを否定する必要もないし、なかったことにする必要もないと
ようやく思い始められるようになった
ちょっと変わった友人関係、いいじゃない
『(私の名前)が将来犯罪者になったら「エキセントリックな子でした!」ってテレビの取材には答えとくね』
って言ってたけど、あなたもかなり面白いし、私たちほんま面白いな、笑
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2018年11月某日、日記