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2018/12/12 Wed. 『生きてるだけで、愛』於 池袋シネ・リーブル

発達凸凹、に限らず、繊細すぎる感覚の人をこんなに精緻に図解した映像、初めて見た。

最果タヒさんのコメント読んで、あと演技してる菅田ちゃんを初めて観たさに。

(以下感想というよりパラフレーズ)

夜スーパーに行って売り切れている挽肉、棚にぎっしり敷き詰められたパックの卵に圧倒されるね、一体どれにすればいいのか混乱する、えいやと選んだパックを持った手は脇を通りかかった人にぶつかる、床に流れ出る黄身と白身、

落ちたブレーカーを直すのはいつも君だったからわたしには戻し方がわからない、暗闇に蹲り泣くしかできない、

わたしが言うことはいつもみんなをぽかんとさせるね、「わたしが"ちがう"ということは遅かれ早かれわかってしまう」壁の向こうから漏れ聞こえてくる陰口、しんどいね。泣いてしまうね。君にしか言えないんだ、今じゃなきゃ駄目なんだ、話す途中の携帯は暗転した。ドンドンドン。私の名前を呼ぶ大きな声。ドンドンドン。その音が、わたしをさらなるパニックに陥らせること、どうやらわからないみたいだ。

「みんなすごくいい人で、受け入れようと頑張ってくれるんだ、でも」やっぱりわたしはちぐはぐのままだ。

うんしか言わない君、なぜそうするのと問い詰める僕、ごめんとしか言わない君、募る苛立ち、

「なぜかいつのまにか怒ってるんだ、でもなんで怒ってるのか自分でもわからないんだ」

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お気に入りの柄のティッシュの箱、ダース入りのチョコレート、僕たちのこの3.5年を凝縮して詰めたような空間、永久ではないけど綺麗に保存されているので僕らの記念みたいだ。

なお8mm感は例の屋上のシーンくらいでしかあまり感じなかった、もっとざらざらしているかと思っていたけど