”一人交換日記”

貸出日 2019年7月31日

 

 

 

 
松尾スズキ『東京の夫婦』


こだまさんが大ファンの松尾さんのエッセイ、はじめて読む。初っ端から凸凹全開エピソードと、「子ども欲しくない」に親しみを覚え。

「自分の子どもにどうしてもいいイメージを持てない」「犯罪者になったら、借金をこさえて失踪したら」思えば、子どもを持ちたくないと公に言う人を今までほぼ見たことがなかった。言葉にしづらい、したところで否定されてなかなか受け止められることのない気持ちを書籍という形で出してくれて、すこし助かったところがある気がする。

エッセイとは関係ないけど大人計画の芝居もなかなかぶっ飛んでるみたいだから観たい。

 

 


pha『人生にゆとりを生み出す知の整理術』


文章書くまでの流れ(文章に限らず、なにかアウトプットするとき)わかりやすく参考になりそうだった

大きい方眼紙用意してブレインストーミングするってアイデアもわくわくする

 

 


外山滋比古『思考の整理学』


イデアをとにかく書き留めて面白いものをピックアップして自分なりのアイデアに落とし込んでいく工程。面白い!忘れることが大事。いらないものを手放して大事なものだけ持って進む。歩く。散歩学派。脳の血流は身体の血流。ずっと真正面から見つめず放置してみる。見つめるやかんは湧かない。

 

たっくさん思いつくのにすぐ忘れちゃうの、 バカなのかなと思ってたけど、「思考はデリケート。ちょっとのことで消え失せ二度と戻ってこないことも多い」と述べられておりちょっと安堵。ちょっとしたアイデアでも面倒がらず書き留める。作家の人とかもメモする習慣ある人一定数いる

 

イデアを思いつく3つの場所「馬の上、厠の上、枕の上」移動中、トイレ中、寝起き。風呂の時も血行が良くなってかすごい色々考える。自然なことだったんだな

寝起き、夜間脳の中で自動整理が行われたあとでいいアイデア出る説を信じることにして、夜はあまり考えたり書くのを深追いせず(思考活発になって眠れなくなるのを避けるためにも)、午前・日中に回すよう心がけるようになった

 

日常思いつきノートから大事なものを大きいノートに書き写すっての既に忘れつつある!そこに書くと結構実現できる確率上がるから、また思い出して習慣づけたいー

 

 

 

覚えておきたい抜き書き発掘:

本はたくさん読んで、知っているが、ただ、それだけ、という人間ができるのは、自分の責任において、本当におもしろいのと、一時の興味との区分けをする労を惜しむからである。たえず、在庫の知識を再点検して、すこしずつ慎重に、臨時的なものをすてて行く。やがて、不易の知識のみが残るようになれば、そのときの知識は、それ自体が力になりうるはずである。