”一人交換日記”

2018/8/16 Thu. 温泉DAY

 

アイヌモシリ6日目。今日はヒッチハイク2人と温泉に行く!

 

朝7時起きる。めめさんと出会う。

温泉すき、たっくさん楽しい場所教えてもらう。

今日ヒッチでふたりと温泉いくんだ~雨の中だけどとりあえず最初は歩くんだ~雪駄で笑

って話したら、サンダルと画用紙とペンを貸してくれる(;;)

ありがたさでいっぱい!!

 

準備して集合時間の10時に3階へ。

Amen出てこない。Jackこんな雨の日にほんとにヒッチするの?って顔。

忘れ物を取りに行ってる間にAmen出てきていた。

JackMinkaは誰かの車で温泉行くみたい。

 

よし出発。朝飯調達。

朝ごはんのケーキ。買ったお店で今日雨の中ヒッチ無謀だよってたしなめられる。

それよりこのキャンプ内で温泉行く人見つけて乗せてもらった方が確実だよ、と。

2人が言い争ってる。いや、普通に話してるだけなんだろうけど笑、語気が激しくてそう見える。

Amenはもともとあまり歩きたくなさそう笑。

Hoは普段から歩くの好きで20~30kmなら余裕だと言ってる。

私もまあ歩くのは苦痛ではない。

2人が話してるのを尻目に一階に降りて温泉行く人がいないか探すが、見つからない。

そうこうしてると2人を見失う。

2階、3階を探してもう一度1階に帰ってくると、2人してわんこそば食べてる笑。

スープ分けてもらう。美味しい。唐辛子効いてて良い。

わんこそばのお店の人はこのあととまロックに行くそうだ。

ここに少し似たフェスだけどanti-nuclear plantが主旨で政治色強めと昨日あらたさんから聞いた。

 

とりあえず歩き出す。

歩くの楽しい。コンテナに70年代アメリカ映画的な絵が書いてあったり。

ずっと歩いてたいなーと思うけど2人はそんなでもなさそう笑。

車通るたびに親指立てて乗せてくださいというポーズを取る。

ものの10分くらいでモシリ帰りの旭川の方が乗せてくださった。なんつーラッキーな。ありがたい。

静岡からの二人組と出会う。大学の友人同士。部活も学部も違うけどずっと仲良しなんだそうな。

無事二風谷に着く。ラーメン屋いくつもあってどれに行くか迷う。

だがまずは博物館で博物館と温泉のセット券を入手するとこからだ。

二度目の博物館。楽しい。一度目見れなかったところを重点的に。

またアイヌ語辞典を貸し出してることを知ってたので、辞書引きながら見る。

ことばの意味わかって楽しい。

でも英語表記がない。やはりわからなかったって言う。

せっかく興味持ってくれてるのに表記がないことで伝わらないの勿体無い。。

 

Hoは民芸興味あるって言ってる。台湾原住民のもすごくすきだったって。

紋様の施された着物を一緒に見る。

手仕事と紋様のうつくしさにしばし見惚れる。

 

heavy rain, 傘の中に身を寄せ合って工芸館へ。

Amenは?と聞くとたぶん後から来るだろう、と言う)

博物館入ったときから、あるメッセージを受け取っていて、頭がおかしくなりそうになっていた。

沈む。頭から消そうとするけど、消えない。工芸館ではちょっと外に出てしばしうたう。

すべてを忘れたい。なにもなかった頃に戻りたい?

さいごの一文が脳裏に蘇るたび、吐き気のようなものを感じる。

 

工芸館を出て、お土産やさんに行き、ちいさな商店に行き、2人はお菓子とかごはんを買う。

北海道名物、みそパンとか。南部せんべいっぽいものとか。

古いものがたくさんあってすきな空間だった。

先に行ったアイヌ料理屋さん、ラーメン屋さんはおやすみで、

ごはんやさんユーカラへゆく。昔ながらの食堂って感じ。

そしたらなんとカツ丼もカレーラーメンもトマト生姜焼きもむっちゃ美味しい。

あっという間に16時。ついに温泉だー!

炭酸泉があった。サウナと水風呂も楽しんだ。露天だけどんなだったか思い出せない、

あ、トンネルみたいなのがあったとこだ。あとビーチかよって感じの寝っ転がる椅子があった。

ゆっくりする。でもやっぱいろいろ考えちゃう。

瞑想習得したいな、切に。苦しい。

 

出て来て18時過ぎ。ゆっくりしたいけど、Amenは帰りたそうにしている。

待たせた(というか別の休憩所にいた)のが悪かったのか、ちょっとだけ悪口ではないけど

文句言われた気がして、泣きそうになる。

ずっといい空気感だったのに、とうとう嫌われてしまうんだろうか。

飲み物リュックに入れれば、と言ってくれるけど、うまくその親切を受け入れられなくて、

うーんって唸ってると、どうしちゃったんだ、様子が変だと気づいてくれる、

でも上手く笑えない。

疲れた?ううん。違うんだ。大丈夫。

 

歩き始める。「それで、どういう種類のbad newsだったの?」

上手く説明できない、と伝える。

割とすぐヒッチできた。分岐点まで数km乗せてもらう。お兄さんありがとう。

2人目はちょっとコワモテのおじさんだったからビビって、

方向違うなら大丈夫ですよ~とか断りも入れたりしてたら、

あとで2人にyou are too shy, もっとがんがんいかなきゃ、

ここは日本じゃないと思って、海外旅行してると思って、遠慮せずにいけ、

ってお叱りを受けちゃった。

方向違うとか関係ない、もし自分が運転者で暇だったら方向違ってもちょっとの距離だったら

乗せてくかもしれないし、just ask. と言われる、、強いー、遠慮しちゃダメなのか、

そうだ、ちょっと怖かった/不安を感じたからやめようかと思ったんだ、

って意味で i felt he was strangeって言ったら

彼だって(知らない人なのだから)僕らをstrangeに感じただろう、

って言われて確かにそうだよなあと思う。。strangerって言い得て妙だ。

 

三人目、モシリの人に乗せてもらって無事にキャンプへ辿り着く。

よくやった!って褒められるけど、なんか芸を上手くできた犬になった気分だ。

今日ネガティブだからそう感じるのかな。。それとも元々そういう関係なのかな。。

小さいファイヤーに当たる。

それで今日のbad newはなんだったの、ともう一度訊いてくれる。

食べ物もシェアする、悩みもシェアする。友だちに本当に大事な悩みを相談することとか

普段ほとんどないから、嬉しい。(重くないかなとか、気にして話し出しづらくて。)

本当に親しい友だちとの関係が壊れたかもしれないって説明する。

終わったことだからもう大丈夫、って。

Why finish?” 友だちの関係に終わりはない、どちらかが変わればまた元に戻ることもある。

Hoは言ってくれる。その通りだね。私は大丈夫。

 

彼のLife is short, think clear, ってことばも胸に刺さったまま消えないでいる。

それができたらどんなにいいか、それができなくてこれまでどれだけ苦しんできたか、

ってことを彼に伝えても仕方ない。人生が短いのは事実だ。

なにかするにはもっと明晰に考え動かなきゃいけないってことも。

 

帰ってきたときは、無事キャンプに着けた!よっしゃ酒おごるよ~

って感じだったけど、落ち着いた感じになっちゃった。

 

何日もずっと雨が降り、曇ってた空が、端の方から徐々に雲が流れ始めて、

すこしずつゆっくり、星が見え始め、やがて星たちが空一面に広がった。

美しい。

Remember.

忘れたくないよ。覚えていたい。ずっと。

 

ずっと雨だった今日の最後に、こんな素晴らしい星空が広がる。

ありえないくらい悪いことがあったあと、ありえないくらい良いことがある、

それが人生なんだ、って彼は言う。僕もそう思う。

今日、いい日だったね。って。そうだね。

僕のつらさを、書き換えてくれる。

完全にではなくても、いいこともあったんだって僕に覚えておかせてくれる。

 

Amenはテントに戻る。

10時解散、ちょっと早い気がして寂しいけど、今日朝10時からずっと一緒にいたんだな。

「悲しいことがあったら、言うんだよ」

お兄ちゃんだなあ。嬉しいし、悲しい。

あなたを好きだという気持ち、それが届かない悲しさは、誰に伝えればいいの。

oyas(h)umi.