”一人交換日記”

2018/7/23 

 

みなもがきらきらひかる

連日の暑さの中、わたしはいつも海に浮かぶところを想像していた。

海はとおいから、屋外プールへ。

 

日が傾くと、西日が水面に反射してきらきらきらきら、感覚が飽和状態になった。

ゆっくり泳ぐ。私はほとんど泳げない。平泳ぎさえ必死。

なるべくがんばらずに、なんとか息できる程度に。

それでも25メートル泳いだだけで、息が上がる。

 

息が上がると、呼吸しやすくなる。

いつも肺が、狭い鉄の檻に入れられてるみたいに、

たくさん息を吸おうとしても全然広がらなくて苦しい、みたいな感覚がある。

意識して呼吸するといつもそう。

でも走ったあととか、身体が酸素を欲してるときは、もう少し楽に呼吸できる。

 

水に浸かっているだけでも、心地良い。

今日が暑い日だなんて、信じられないくらい。

 

 

小さい女の子が、繰り返しパパに「もう一回!」とせがんでいる。

高い高いして、水に落とすって遊び。笑

パパ、嬉しそう笑 あんなに無邪気に喜ばれたら、それはもう嬉しいだろうな、

 

***

 

市役所の横でパソコンを開く。夕方になって涼しい。

苦しい。わかりあえないことはある。

ここ最近で何度目だろう、これで。親しくなった気でいた。

私は私のままでいたいことを話すと、その人もその人のままでいたいと言った。

どこまでも続く、平行線。交わることなどないのか。

でも私は私の偏見に気づけた。それで十分なんじゃないの。