”一人交換日記”

2018/8/13 Mon. 資料館まで

 

アイヌモシリ3日目。

8時起床、日記書く、10時。

何日ぶりかのトイレ、無事果たす。

トイレは虫とのたたかい、刺しそうな黒い蜂がうようよいて怖かったけど、

今日になって「きれいなトイレ」の存在を教えてもらう。虫いない。有難い。

 

手を洗いに川へ。北海道上陸以来はじめての暑い日!

脚まで浸かってみると気持ち良いーーー。出られない。

ずっといたくなる。

会場では「女性の祈り」というのがはじまってるらしいけど行く気が湧かず。。

ジャンベっぽい太鼓をもったお兄さんが川辺で練習を始めたので

私もその人のリズムパターンを真似して腰掛けてる岩で練習してみる。

難しいけど楽しい。

おばちゃんたちが来て「ま~気持ち良さそうね~」と声かけてくれる。

そうなの、さいこーなの、川。

今夏は川に入りたいと思ってた、無意識にまたやりたいことひとつ達成してた笑。

ジャンベのお兄さんに話しかけると叩かせてくれる(みんなやさしー)

たのしい!昨日より叩けてる!

微妙に昨日のとは叩く手のひらの位置とかが違う。ジャンベじゃないかも。

楽器は浅草の師匠から買ったらしい。

徒歩ダーさん。お遍路にはじまり、

埼玉の自宅から富士山見えたからそれを頼りに歩いてみたり、

北海道は一周の途中だという。わくわくするなー。

「1日に3回くらい、もう帰ろうかなって思う」

でも続けてるのすごいし、えらい。

 

ステージのBGMColtraneMy Favorite Thingsが聴こえてくる。

それを聴いて、ニセコのサウナでIsnt she lovelyCyndiThrough the nightとか

あの年代のが聴こえてきて嬉しかったのと、

青森の温泉では80年代?の日本の歌謡曲が流れてきてよかったこと、

地方の温泉はそういうの流せる傾向にあるのかなってこと

しかも選曲がナイスやな~ってこと、

昨日ギター弾いてたとあるお兄さんがうまくてしかもIsnt she lovely弾いてて

Kristaと一緒に歌ったな~ってことを思い出した。

 

ジャンベのお兄さんとさよならして、ステージへ。やはり祈りは終わってた。

昨夜話した人が買い出しに便乗させてくれることになる。

久々にWi-Fi繋がる圏内にゆく、生きてる連絡を家にしつつ、必要品を買う。

ちょっと離れた富川に行き、ドラッグストアへ。

ツルハはフリーWi-Fiがあるらしい、あと北海道発祥らしい。

連絡に手間取って待たせてしまう。

怪訝な顔もせず、でも一言だけ「女の子のケアって大変やな」と、、

それは買ったナプキン見て言ったのか、女の子「を」ケアするって意味で言ったのか、、

色々言いたいことワーッて浮かんだときほど何も言えない。

でも何も言わず待たせたのはどっちにしろよくなかった。。

 

アイヌ資料館に興味があってと話すと、その人も興味あるから行くよって言ってくれる。

萱野さんが蒐集したものたちを展示している資料館へ。

記載もすっごく細かい、しかも手書きで字体がかわいい。萱野さん直筆なんだろうか。。

すごいいろんな道具が展示されてる。

何かで読んだけど「博物館に展示されてるものはみんな死んでる」

使われてない、鑑賞用。

これら全部用いて美しい映像を撮れたらすごく良いのになーと思う。

 

ことばの響き楽しい。末尾のp音の多さ。

外のチセ良い。木の皮剥いだものを細かく裂いて2本撚り合せた糸、強くしなやかだという。

縒りあわせるだけでとんでもなく時間がかかりそう。

というかやはりその段階が作品製作の中で一番長くかかるらしい。

 

博物館もすごくいい。入り口入ってすぐの映像すごくよかった、

映像の中で見るとやはりわかりやすい。

初日の儀式で出てきたものも名前がわかって楽しい。

クマのワナ猟の「わな」は、毒矢をつかった自動弓引き機だったのが面白かった。

わなって捕まえる挟み機とか檻とかだと思い込んでた。

 

資料館出ると、雨。

あの晴れ間は一瞬だったのか、しかもこれから大雨になるという、

キャンプファイヤー消えちゃいそう。

キャンプに戻る。

(すこし続く)