”一人交換日記”

2018/8/19 Sun.

 

7時起床、ノート書く。片付け。

8時、朝食にラーメン、納豆いただく。

乗せてもらってヒッチしやすそうな比布まで行く予定が

もっと向こうまで乗せてもらう。

10時半、剣淵でお別れ。ありがとう。

 

道の駅で、この先の経路を調べたり、諸々タスクをやっていると、

おじさんが話しかけてくれる。

娘が2人、奥さんは既に他界しており、

家で1人でいるのも身体に良くない、と

夏は北海道、冬は九州、春は四国にいる、というサイクルを

かれこれ10年以上続けているそうな。パワフルだ。

11時を回る。タスクの続きをする。

12時過ぎ、美味しい苺とルバーブのパイを食べて、ぼちぼち始めるか。

 

ヒッチ始めるの13時前になってしまう。

今日中に稚内宗谷岬なんて行けるのだろうか。。ゆうに200kmはある。

思ったよりスルーされて不安になるも、10分と経たないうちに止まってくれた。

 

名寄まで30kmくらい乗せてください、という感じでお願いする。

14時前、20kmくらいで名寄道の駅に寄る、

昼ごはん。間に合うかなって微かな不安を抱くけど、楽しもう。

冷やしラーメンを奢ってくださった。

麺がすごくしっかりもちもちでとても美味しい。

 

おしゃべりを楽しむ。

日本酒好きなこと、ミステリ集めていること、

茶色いお湯の温泉がすきなこと。

亡き奥さんと日本酒の酒造やワイン蔵を巡って、日本酒や白ワインがすきになったこと。

 

昼食終えて車に乗る。名寄を過ぎている気がする。

なんと、宗谷まで付き合ってくださるという(!)

 

雨が降る。雲が厚い。宗谷岬で青い空見れるかな。

次のトイレ休憩でお買い物待ちしてると、ソフトクリームを差し出してくれて、

めっちゃテンションが上がっちゃう笑。

 

もう天気だめかと思っていたけど、宗谷着く頃晴れ間が見えてきた!

日本最北端!久々の海に興奮する。

 

宗谷から稚内に行く間は空が美し過ぎて、ひたすら眺めていた。

一旦降りさせてもらって、

落ちて行く夕陽に、バカヤロー!と叫んでみる。初めて。

キンキン声になってしまう。次はもっと腹から叫びたいな。笑

 

100円ショップに寄る。

キャンプ用に、小さい鍋、金属コップ、コーヒー、ライトなどを購入。

 

稚内駅新しくて綺麗、ガラス張り。道の駅と一体化している。

お別れする。旭川の父と呼んで構わないよと言ってくれる笑。ありがとう!

 

稚内キャンプ場行くはずだったけど思ったよりかなり遠そう、

道の駅いい感じだし24時間だしここで野宿すりゃいいやろ、と思い

19時半から電話。かれこれ半月ぶり。

23時半。4時間も電話していたのか。

それから気づく、どうやらここは閉まるらしい。。

 

野宿場所探してふらふらする。

この時間から探すの、結構心細い。

公衆トイレ前になぜか普通にキツネがいる。

 

フェリーターミナル前に野宿することにする。

0時半くらい。すごく長く彷徨ってた気がしてたけど、まあまあ良いペース。

うとうとできれば良いやって感じで、

海の風の音、カモメの声、船の轟音を聴きながら、しばし眠る。

 

4時半起きる。声かけられるけど怒られなかった。

どうやら礼文島に向かう人なのか。

セコマでリップ買う。

乗船券買って建物2階へ、直で乗船できるようになっている。

620分、出航。

 

***

 

一緒に住まない。互いに対する独占権を持たない。

実質、今日別れたってことになるのかな。

先に気持ちがなくなったのは私の方じゃん。

それを旅という形で表現したのも。

 

なのにどうしてこんなに悲しいの。

どうして別れるの。無理。嫌だ。

「彼氏彼女できたら紹介してね」笑う。嫌だよ。そんなこと言わないで。

誰か助けて。

真っ暗闇にひとり放り出される。

きみはぼくの一部。

剥がすならどくどく血が流れるだろう。

解らない。自分がどうしたいのか解らない。

僕ってほんと都合良いよね、さんざん雑に扱っておいて、

ばいばいって言われたら泣く。

でももう向こうはそれに動かされる感じはなかった。

 

ほんとに別れるの?現実感がない。

モシリのあたりから、あるいはねぶたから?

あまり生きてる感じがしない、夢の中にいるみたい。

ふわふわ、ふわふわ、ただよう。

地に足ついてない、実感ない。