■
2018/8/14 Tue. 刺繍ワーショまで
アイヌモシリ4日目。
毎朝赤ちゃん、子どもの叫び声で6時頃から目覚め始める。清々しい朝だなー。
でも父母も大変だな、毎日夜でも朝でも子どもは突然泣き始める。。
そのお母様はちょっと追い詰められてるようで、毎日子どもたちにああしなさいこうしなさいと
言ってはキレて「もういい!好きにしな」と叫ぶ。せっかくのキャンプなのに、、
縛られているなあ、、つらいなあ、、
8時起床、日記を書いて9時半になり、歯磨きに行った。
2階で再び太鼓みんなで叩いてたので、ちょっとジャンベを叩かせてもらう。
気づくとワークショップ開始時間の10時半。急いで一階に戻る。
今日はアイヌの紋様の刺繍を習うワークショップに参加する!
アイヌのこと触れたいと思ってた矢先に、今朝知って参加。わくわく。
まず基本の紋様を二回、お手本を見ながら方眼が書かれた紙に写し取る。
方眼上だから、ここは直線とか、ここはだいたい四分円とか、わかりやすい。
四分円とか、小学生のときの図形の授業みたいでなつかしいな。
1人で漫然と図形を真似するよりずっとわかりやすい。参加してよかった。
それに誰かと一緒におしゃべりしながら縫うのは楽しい。
最初は同室のお隣さんと2人だったけど、その後2人加わって、先生入れて5人でわいわいとする。
紙に写し終わったら今度は布にチャコペンでマス目を書いて、紋様を描く。
なかなか上手く描ける訳ではないけど、楽しい。
布と糸は先生が草木染めしたもの。
私の布は濃い暗めのグリーン。糸は落ち着いた赤色。
刺繍はシンプルな鎖状のステッチでする。
途中、向こうからHoとAmenがやってくる。
今日ヒッチするはずだったけど雨だし、まあ刺繍やってからでいいかな、、
「男の子もやっていい?」(そのときまでの参加者は”女性”だけだった)って聞かれて勿論と答える。
2人も参加する。なんか嬉しい。
「男の子が刺繍珍しいわねー」って話の流れになって
この旅何回目、こういうの(ジ ェ ン ダ ー !!!)、だるい…ってなるけど負けない。。。
みんなでもくもく作業。割と集中できる。楽しい。
刺繍瞑想。でもみんなといるからかも。ひとりだとさみしくなりそう。。
トイレに立つと、モシリに連れてきてくれた友人の友達のゆーちゃん&ゆーちゃんに発見される。
銀髪の変なやついたら声かけてと伝えてって友人にお願いしておいたんだった。
バターガーリックと、オレガノチーズのナンをご馳走してもらう。うまー!!
ゆうちゃん天才か~~!なんでもできちゃう人らしい。
ゆうちゃん(おねえちゃん)とおしゃべり。
カナダでのワーホリを経て、南米で路上アクセサリー作家しながら2年住んだという。すごい!
それ以来ハマって今もアクセサリーづくり続けているんだって。
私は大学卒業後就職もしてないことを話すと
ゆうちゃん(おにいちゃん)がいいねえ~~~って言ってくれる、皮肉じゃなく。
イカれてんね、いいね、っていう意味で。
お店を後にし、再び刺繍ワーショに戻る。
お赤飯をいただく。北海道ではなのか、あずきじゃなく甘納豆らしい!
先生の家の家庭菜園のトマトすっごく美味しい。甘い~。
米ぬかと砂糖を発酵させた肥料を使ってるという。
うちで眠ってる米ぬか1kgもそうやって使おう…!汗
質問タイムになる、すずさんが失礼かもしれないですが先生はアイヌの方ですかと問う。
違う、けれどこの祭りを主催するレラさんは外部の人間に対してもオープンな人で
文化を外に開いていこうとしているのでやらせてもらえてる。
保守的な人たちはあまり開きたがらないという。。
うーんそういうことか、、博物館行ったときも「モシリから来ました」って言っても反応は芳しくなく、
やっぱ怪しいヒッピーのお祭りと思われてるのかな?と思ってたけど
そもそも部外者が伝統的な祭りに参加すること自体もあまりwelcomeじゃないのかな、、
まあ確かになんでもオープンソースって感じにして
逆にいい加減に学んだ知識を広められたりして伝統が正しく受け継がれないのも困るだろうしな、、
(後記:後で昔からこのコミュニティにいる別の人から聞いた話では、
一部のアイヌの男たちが「女が取り仕切ってるのが気に入らない」みたいな面もあるときき。。
そんな時代錯誤なこと言ってたら、滅びちゃうよ~~~もったいないよ、、、)
今日もやや呪術/スピリチュアル的な話になる。
今日はやや聞けないモードだった、、、
まじめに刺繍。結局10時半過ぎから17時近くまでやっていた笑
先生は帰って生徒もパラパラ散っていく。Hoと2人になる。
彼の刺繍はめっちゃ網目が揃っていて、スーパー綺麗。
几帳面さが滲み出ている。器用さも。
今日初めてくらいに喋る。何食べた。ナンもらった。
寮のお隣さんが戻ってきてHoに一緒にライブ行こうと誘っている。
所在なさを感じていると、一緒に行く?って聴いてくれる。
そういう、さりげなくフォローしてくれるとこもすきだった先輩に似ていて。。。あ”ーー。笑
ヒッチハイクする?と聞くと、今日はもう遅すぎるって。わーん。
もう行かないのかな。。早く切り上げればよかったかな。
(すこしつづく)